恐竜の化石ハンターといえばこの人!小林快次さんってどんな人?

恐竜で有名な博士といえば、映画のモデルとなったジャック・ホーナー博士が有名です。

日本にも、化石ハンターとして有名な小林快次さんという人がいることをご存知でしょうか。

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「ファルコンズ・アイ」に異名を持つ小林快次さんとは?

世界には恐竜に関しての研究が優れている人が多く存在し、有名な恐竜映画に出てくる博士のモデルとなった、ジャック・ホーナー博士もその一人とされています。

彼は最近の研究でニワトリの遺伝子を操作して「チキノサウルス」というニワトリ由来の恐竜を作ろうと試みているようですが、日本において恐竜の第一人者と言われる人はいるのでしょうか。

日本で恐竜に関しての権威といえば小林快次さんと言えますが、どんな人なのでしょうか。

小林快次さんは北海道大学の総合博物館の准教授で、恐竜が多く発見されている福井県の出身だとされており、化石を見つける際にハヤブサのようにどんな小さいことも見逃さない鋭い目で化石を見つけることから、ファルコンズ・アイや化石ハンターなどの異名を持っています。

恐竜の関してのことだけに限らず、実は非常に頭の良い人で横浜国立大学に入学後一年後には渡米し、しかもワイオミング大学地質地学物理学科に入学後、飛び級で卒業し学士優秀賞を取得するほど頭の切れる人とされています。

その後もアメリカのダラスにあるサザンメソジスト大学の大学院の地球化学科に進学した後、日本人で初めて恐竜の博士号を取得します。

そして、世界をリードする33人の古生物学者の一人としてアメリカの雑誌で紹介されるほど本当にすごい人だとされているのです。

実は化石発掘には苦労していた?

小林快次さんが化石に夢中になったのは中学生頃だとされており、その当時中学の理科クラブに所属していた小林快次さんは、引率の先生に連れられてアンモナイトの化石の発掘をしに行ったことから、恐竜の化石に夢中になっていったようです。

しかし、そこで夢中になったからと言って簡単に見つけられないのが恐竜の化石であり、他の理科クラブの所属の生徒が次々と何かの化石を発見していくのに、自分はなかなか見つけられずに悔しい思いをしたとされています。

引率の先生からアドバイスをもらいつつ、毎日化石の発掘を出かけていくことを続け、最終的にはファルコンズ・アイと呼ばれるくらいになるまで化石の発掘が上手になっていくのですが、その段階になるまでにはそれ相当の努力があったのではないかと思われます。

普通であれば、化石がなかなか見つけられないとなれば自分には才能がないのではないかと挫折してしまうものですが、小林快次さんのすごいところはそこで諦めることなく見つけられるまで何度でも化石の発掘を続けたことではないでしょうか。

加えて、誰よりも恐竜に対する情熱が熱かったからこそ、世界的にも認められるようになるまでの存在となっていったのではないかと思われます。

第二の小林快次さん発掘?

小林快次さんは海外で化石を発掘する一方で子供向けの図鑑の監修や本を始め、それ以外にも大人のための初めての恐竜の入門書などの様々な著書を出されており、シンポジウムなどで講演会なども行っているようです。

また、夏休みこども化電話学相談として、素朴な質問でも恐竜に関することならなんでも答えてくれる電話相談を行っています。

通常は、恐竜の化石の発掘や研究のためにほぼ海外で生活している小林快次さんなのですが、このためだけにわざわざ帰国しているそうです。

恐竜好きの子供にとって、恐竜の専門家でその第一人者である小林快次さんが直接答えてくれるなんてまさに夢のようなことなのではないかと思われます。

子供の質問で、「恐竜博士になるにはどうすればいい?」と言った質問に対して「北海道大学に来なさい」なんて粋な答えを出してくれることもあるようです。

きっとその経験を経て恐竜に対する情熱をますます熱くした子供たちが、第二の小林快次さんとして誕生することもあるのかもしれませんね。

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