恐竜とトカゲの違いについて

恐竜の子孫が鳥であることは最近の研究によってはっきりしており、トカゲに代表される爬虫類ではないことが分かってきています。

では、恐竜とトカゲにはどんな違いがあるのか解説していきます。

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違いその1:足の生え方

恐竜とトカゲを比べた時、違いとしてはどんなことが考えられるのか気になるところです。

決定的な違いとして挙げられるのは骨格、つまり足の生え方です。

恐竜は、基本的に2足歩行ないしは直立歩行であるため脚がまっすぐ伸びている骨格となっており、お腹を地面に平行にして歩くことはありません。

ステゴサウルスやトリケラトプスなどの一部の恐竜は4足歩行のものもいますが、それは身体の重さに耐えきれずそういう姿勢となっているだけであり骨格としては直立歩行であるとされています。

それに対し、トカゲの場合は腹ばいとなっている4足歩行が基本であり、胴体のすぐ横から足が生えています。

そのため、2足歩行になるのは難しくそこが大きな違いと言えるのではないかと思われます。

違いその2:変温動物であるか否か

恐竜とトカゲの違いとして考えられることの一つに、変温動物であるかそうではないかということも挙げられます。

トカゲに代表される爬虫類は、外気温に自分の体温が左右される変温動物であり、余りに寒すぎてしまうと自分で体温維持のためのエネルギーを作ることが出来ないので死んでしまったり、寒くなり過ぎると冬眠してしまう種類もいます。

一方、恐竜もある意味で爬虫類でもあるのですが、トカゲと同じ変温動物ではないとされています。

だからと言って、哺乳類や鳥類などと同じ恒温動物とも言い難いのですが、外気温によって自分の体温が左右されるわけではないことは確かなので、そこが恐竜とトカゲとの大きな違いなのではないかと考えられます。

違いその3:羽があるかないか

恐竜とトカゲの違いと考えた時、羽毛があるかどうかも違いの一つであることが考えられます。

一昔前までは恐竜は爬虫類の祖先と考えられていたため復元図などでも羽毛を持った恐竜の姿は見かけませんでした。

しかし、恐竜に関する様々な研究が行われ、それに加えて羽毛を持った恐竜の化石が次々と見つかっていることから、恐竜の種類によっては羽毛を持っていたものもいるのではないかと考えられるようになったのです。

当然、トカゲには羽毛を持った種類はいないことから、そこが恐竜との違いと考えられると言えます。

もちろん、系統的に羽毛を持っていない種類の恐竜もいますが、最近ではティラノサウルスでさえ羽毛を持っていたのではないかと言われています。

そして、恐竜には羽毛があってトカゲにはないことは、恐竜が鳥の祖先であり姿は似ていてもトカゲを始めとする爬虫類とは違う進化をしてきた生き物であることが分かる証拠と言えるのではないでしょうか。

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