頭蓋骨が厚い恐竜といえば?こんなにも厚いって本当?

恐竜の中には、その進化の過程において驚くほどの特殊能力を手に入れた種類も少なくないとされています。

その中でも、頭蓋骨が厚い恐竜としてはどんな種類がいるのかについて解説していきます。

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恐竜の中には体のサイズを果てしなく巨大化したものもいれば、首周りにフリルをまとったもの、背中の扇のような帆を持ったものなど、様々な姿形をしているものも少なくありません。

その中でも、頭蓋骨の厚さを非常に厚い状態にした恐竜もいるとされていますが、その恐竜の種類とはどんな種類の恐竜なのでしょうか。

ジュラシックパークの三部作でも登場したことから、その恐竜の名前をご存知の人も多いと思われますが、恐竜の中でも最も頭蓋骨が厚い恐竜はパキケファロサウルスです。

パキケファロサウルスは白亜紀後期の北アメリカに生息していた恐竜とされており、その化石はアメリカの3つの州でしか見つかっていないとされている、まだまだ謎に包まれている恐竜でもあります。

パキケファロサウルスの頭蓋骨は実際にどのくらいの厚さがあったのでしょうか。

頭蓋骨の厚さはどれくらい?

パキケファロサウルスの化石はアメリカの3つの州で見つかっており、その頭蓋骨の厚さも判明していると言われています。

その頭蓋骨ですが、どのくらいの厚さがあったのかというと20センチ以上もあったとされており、最大のものでは25センチにもなる厚さを誇っているものもいたとされています。

パキケファロサウルスの頭は、まるで日本の妖怪である河童を思わせるような頭なのですが、そのドーム状になっている頭の部分がすべて厚い頭蓋骨であると言われています。

確かに、頭蓋骨は大切な脳を守るための器官ですから、厚くて丈夫に越したことはないと言えます。

ただ、パキケファロサウルスは頭蓋骨が非常に厚かったからといって脳の大きさも大きかったのかといえばそんなことはないとされているようです。

では、パキケファロサウルスの頭蓋骨はなぜそこまで厚い状態に進化したのでしょうか。

実際には頭突きで戦うことはなかった?

ジュラシックパークの中ではパキケファロサウルスが頭突きをするシーンが出てくるようですが、実際にその分厚い頭蓋骨を利用して戦ったのかどうか気になるところです。

実は、そのように厚い頭蓋骨をしている割には実戦で使用するようなことはほとんどなかったとされています。

それならどういうことに使用していたのかというと、異性へのアピールとして使用していたのではないかと考えられています。

パキケファロサウルスに限らず、トリケラトプスの首元のフリルなども異性へのアピールとして使われていたようで、一見強力な武器に見えるものでも使い道は別にあったと考えらます。

恐竜の子孫は鳥類ですが、鳥類の中には鮮やかな飾り羽を付けて異性へアピールする種類も少なくありませんので、恐竜もそういった意味で自分たちの飾りを使用していたのではないでしょうか。

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