イグアノドンの名前の由来とは?

イグアノドンは初期の頃に発見された化石の恐竜であり、この発見があったからこそ今日の恐竜ブームが続いているといっても過言ではありません。

では、そんなイグアノドンの名前の由来とはどんなことが考えられるのでしょうか。

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恐竜の名前の付け方について

恐竜には数多くの種類があるとされており、その名前の多種多様は富んでいますが、実際に恐竜の名前というのはどういう風につけられるのかご存知でしょうか。

実は恐竜の名前の付け方は「国際動物命名規約」というルールにのっとってつけられるとされており、世界共通の決まりがあります。

それ以外のルールでつけられた名前はその国でしか通用しない名前となってしまうとされており、、例えば日本ではティラノサウルスのことを「暴君竜」と呼ぶ和名があったのですが、戦後はほとんど使われなくなったとされています。

また、名前に関してもある学者が新種を発見したからといってそれが世界的に認められなければ意味をなさなかったり、どんなにいち早く新種を見つけても先に他の学者が論文を提出してしまったりすれば、先に論文を出した学者の名前が付けられるという厳しいルールがあるとされているのです。

イグアノドンに限らず、他の恐竜たちもこのようなルールを経て名前が付けられています。

イグアノドンの名前の由来とは?

ではイグアノドンの名前の由来とはどんなことが考えられるのでしょうか。

イグアノドンの場合、恐竜に一般的につけられるサウルスという名前がなく、その代わりに「ドン」という言葉がついていますがこれは何を意味するのでしょうか。

ちなみに、その他にドンがついている恐竜としては小型の肉食恐竜であったトロオドンやヒプシロフォドンなどにはサウルスではなくドンがついています。

イグアノドンは最初その化石が発見された時にイグアナの歯に非常に似ている化石だと思われたとされています。

もちろん、イグアナよりももっと大きい巨大な爬虫類なのですが、その当時はまだ恐竜の存在自体が認められていなかったことからイグアナに似ているために「イグアナの歯」という意味でつけられたのがイグアノドンの名前の由来とされています。

つまり、ドンは「歯」という意味であり歯に特徴を持っている恐竜の場合には「サウルス」よりも歯を意味する「ドン」を付けられることが多いということになります。

イグアノドンは恐竜の歴史史上もっとも古い恐竜?

イグアノドンの化石の発見は古く、その存在を恐竜だと認められるようになる前の初期の恐竜とされています。

正式に名前が付けられた恐竜の中でもメガロサウルスの次に古い恐竜とされており、イギリスの生物学者であり恐竜のことを「恐竜」という名前に定めたリチャード・オーウェンが、1841年に「恐竜類」という言葉を作った時、それに含まれる恐竜はたった3体しかいなかったとされています。

その3体のうちの1体がイグアノドンだったとされているほど、実は恐竜として知られている存在が古い恐竜の一種なのです。

また、イグアノドンはイグアノドン類として発見された恐竜の中でも初期に発見された恐竜であることは間違いなく、その他のイグアノドン類としてはオウラノサウルスやイグアノドンの近縁の種だとされているクラスペドドンなどがいます。

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