恐竜の現在の研究で分かった新たなこと3選

恐竜の化石が発見されそれが恐竜のものだと認められてから今日まで、恐竜に関するあらゆる研究が現在も様々な地域で進められています。

では、今現在の恐竜の研究においてわかってきた新たなこととは、どんなことなのでしょうか。

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その1:寒い地域にも生息していた

恐竜の研究は今現在も世界各地で継続されており、日々新しいことが分かってきているとされていますが。現在の研究によってわかったこととしてはどんなことが考えられるのでしょうか。

恐竜といえば、亜熱帯などの温暖な気候で優雅に過ごしていたイメージがありますが、実は暖かいところのみに生息していたわけではないとされています。

まず挙げられるのが、北極や南極などの寒い地域にも恐竜が生息していたということです。

恐竜は爬虫類のように外温に左右されない内温性の生物とされており、北極のような寒い地域でも環境に適応して生息していた可能性があるとされています。

なぜそれが分かったのかと言うと、現在から7500万年前のアラスカに8種類の恐竜が生息していたことが明らかになったため、恐竜の中には寒い地域でもその環境に適応して生きていくことが出来た種類もいたのではと考えられたのです。

その2:ティラノサウルスは共食いしていた

子供の頃、飼っていたオタマジャクシに餌をあげるのを忘れていたら、いつの間にか個数が少なくなっていることに気づき不思議に思った人も多いのではないでしょうか。

オタマジャクシだけでなくザリガニなどもすることが多いですが、実はティラノサウルスも共食いをしていたことが現在の恐竜の研究によってわかったことだとされています。

その証拠として、見つかったある化石にティラノサウルスの歯で傷つけられたようなギザギザの傷があったとされており、自分と同じ種類かあるいはその他の獣脚類によってティラノサウルスも捕食されていた可能性が高いことが分かったのです。

ライオンがライオンを食べる光景は考えられませんが、恐竜時代においてはあの巨体を維持するためにも、仲間の肉を食べなければならないほど食料の確保が切実だったのかもしれません。

その3:恐竜の卵の孵化期間について

恐竜は卵生の生物なので卵を産んでいたのですが、その孵化期間が実は非常に長かったということが現在進められている研究からわかった新しいこととされています。

一般的に、恐竜の子孫である鳥類の卵の孵化期間は11~85日程度で孵化するので生き物の中でも比較的早い方の部類に入ります。

恐竜はどの程度だったのかと言うと、実は孵化までに3~6か月程度もかかっていたとされているのです。

恐竜時代にはそれでも良かったかもしれませんが、隕石の衝突によって様々な環境変化が起こった後ではそんなに孵化に時間がかかっていては対応できないと言えるでしょう。

ましてや、生まれたばかりの幼体は馬やシカなどのように生まれてすぐに立ち上がって走り出すことも無理だとすると、過酷な環境下で恐竜が生き残ることも難しかったのかもしれません。

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