恐竜は知能が発達しているものほど有利だったという真相は?

恐竜の種類の中には非常に知能が発達しているものもいたとされています。

では、知能が発達している種類ほど生き残ることが出来たという真相は実際のところどうなのでしょうか。

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恐竜はどの程度知能が発達していたのか

人間の脳はだいたい1300gとされていますが、恐竜はどの程度だったのかと言うと、ティラノサウルスは530g、トリケラトプスは70g、最も知能が発達していたとされているトロオドンは50gだったとされています。

ステゴサウルスに至っては28gとされており、自分のしっぽに何かがぶつかってそれに気づくまで20秒くらいかかったのではないかと考えられています。

恐竜の知能の発達を考えるには、その脳の大きさをどうしても考えてしまうものですが、だからと言ってそれだけの脳の大きさが大きいからと言って知能が発達しているわけではないとされています。

そうはいっても、知能の発達が恐竜の進化や生存の非常に重要だったことは間違いないと言えます。

ティラノサウルスは知能が発達していたから頂点に君臨できた?

ティラノサウルスは恐竜時代に確実に生き物の頂点に君臨していたことが考えられていますが、その頂点に君臨できた理由も実は知能の発達があったからではないかと考えられています。

実は、ティラノサウルスは最初に脳と筋力を発達させその後に体を大きく巨大化していったとされており、ティラノサウルスが誕生する以前に肉食恐竜の頂点にいたであろうアロサウルスが、ティラノサウルスに取って代わられたのも実はその知能の発達が大きく影響していると考えられているのです。

つまり、知能が非常に発達していたからこそ、地上の覇者として君臨できたのではないかということになります。

恐竜の子孫である鳥類の中には知能の発達が高いものも?

恐竜の子孫が鳥類であることはもはや当たり前の定説となってきていますが、そこから考えると知能の発達が高かったからこそ恐竜たちは鳥に進化して生き残ることが出来たのではないかと考えられないでしょうか。

実は、知能の発達は脳の大きさとはあまり関係ないと考えられているところもあり、そこまで脳の大きさは大きくないのに知能が非常に発達している生き物もいると言われています。

その代表的な生き物が恐竜の子孫とされている鳥類のカラスであり、脳の大きさはそれほど大きくないのに非常に知能が発達していると考えられています。

ワタリガラス、ニシコクマルガラス、カレドニアガラスなどのカラスの種類に、チンパンジーが行うのと同じ実験をしたところ、すべての種類のカラスが実験に成功したとされており、それはつまりカラスがチンパンジーやボノボなどと同じだけの知能を持っていることが考えられると言えます。

これは、恐竜の中でも、知能が非常に発達したうちの種類が生き残って鳥類となったことが明らかになったと言える事実にはならないでしょうか。

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