恐竜の化石は世界の様々な場所で発見されています。
では、世界的に有名な化石発掘の場所としてはどこなのかについて解説していきます。
世界的に有名な化石発掘場所とは
恐竜の化石は世界各地で発掘され発見されており、最近では羽毛の恐竜の発掘が多い中国など、その場所独特の恐竜の化石も多いとされています。
では、世界的に有名な恐竜の化石発掘場所としてはどこになるのか気になるところです。
世界各地で化石は発見されていますが、やはり化石の出土量が多いところや珍しい化石が発見された地域というのは世界的にも有名な発掘場所になると言えるでしょう。
まず、世界的に有名な恐竜の化石の発掘場所としては、カナダのアルバータ州が挙げられます。
カナダのアルバータ州南部にある州立恐竜公園には恐竜が最も繁栄した時代でもある白亜紀の地層があるとされており、そこから約5000体の恐竜の化石が発掘されたと言われています。
また、一般の観光客でも楽しく恐竜の化石発掘が楽しめるような化石発掘体験ツアーなどもあるので、恐竜好きなら一度は訪れたいと考えてしまう場所なのではないでしょうか。
世界的な化石大国はあの国?
世界的に有名な化石大国といえば、アルゼンチンのパタゴニアをはずすことはできないと言えます。
アルゼンチンは比較的植物が少なく乾燥している土地であるため恐竜の化石が発掘しやすいとも言われており、アルゼンチン最大の人工湖であるチョコンは恐竜の町とも知られており、多くの観光客を始め恐竜の研究者たちが足を運ぶ場所でもあります。
この地域では、ティラノサウルスよりも大きいとされている肉食恐竜のギガノトサウルスの発見もあるなど、恐竜発掘場所としては世界的に有名です。
ちなみに、アルゼンチンでは恐竜史上世界最大の大きさを誇るとされているアルゼンチノサウルスが発掘されたことでも有名であり、アルゼンチンが化石発掘における世界的に有名な化石大国というのは過言ではないのではないでしょうか。
日本も負けてない?日本で有名な化石発掘場所は?
世界的に有名な恐竜の化石発掘場所について解説してきましたが、日本も負けていないことをご存知でしょうか。
日本のように小さな土地で巨大な恐竜の化石なんて埋まっていないのではないかと考えられがちですが、実はそんなこともないのです。
日本で恐竜発掘が有名な場所といえば福井県です。
実は恐竜の化石の発掘は1978年から行われ数々の化石が見つかっているとされており、福井県で名前をつけられた恐竜の7体のうち5体は福井県勝山市にある手取層群北谷層から見つかっていると言われています。
そして、今現在でも恐竜の発掘は続けられており、化石が発見されることも多いとされている現在進行形の恐竜の化石発掘場所とされています。
日本で正式登録された新種で、フクイティタン・ニッポネンシスは世界で初めて日本で学名が付けられた竜脚類であり、まさしく福井県において発見された恐竜の化石です。
恐竜の化石発掘に世界に出かけるとなると躊躇してしまっても、日本国内ならなんとか行けそうと思う人も多いのではないでしょうか。