恐竜が6500万年前にすでに絶滅していたという説は既に一昔前の説と言えるかもしれません。
実は、恐竜は今現在も進化を続けているとも言えるのですが、その証拠があることをご存知でしょうか。
証拠その1:ガラパゴスフィンチ
恐竜はすでに6500万年前に絶滅しているはずなのに、なぜ今現在も進化を続けているのかその理由として考えられるのは、恐竜の一部が生き残って進化していった鳥類たちが、今現在も進化を続けていることが起因しています。
一昔前までは恐竜の子孫は爬虫類だと考えられてきましたが、今現在では骨格や羽毛の有無など様々な観点から鳥類が子孫であることはもはや定説となってきています。
ということは、恐竜が進化した形が鳥類とするならば、その鳥類たちが進化をしていれば今現在も恐竜の進化は続いていると考えられるのではないでしょうか。
実は、その鳥類たちは環境に適応するために現在も少しずつ進化を続けているとされているのです。
まず挙げられるのが、ガラパゴス諸島の固有種であるガラパゴスフィンチです。
ダーウィンの進化論を明らかにして最も寄与したと考えられているガラパゴスフィンチは、環境に適応するためにくちばしの形を変え、時には海鳥の血を吸血するなど手を変え品を変えて特殊な進化を継続して今現在も生き残っています。
これが、恐竜が現在も進化していると言わずとして何というのでしょうか。
証拠その2:フィンランドのモリフクロウ
植物は、環境が整うまで何年も芽を出さず、ようやく整ってきた頃にやっと芽を出すなどして非常に環境に適応していると言えます。
鳥類も同じく、その時代に生き残るために自分の姿を変えて進化をしているのです。
今現在、様々な地域で環境汚染や温暖化が叫ばれおり問題になってきていますが、環境が以前よりも過ごしにくくなっているとするなら、それに適応するべく自分たちの体を作り替えていかなくてはならないこともあります。
フィンランドに生息するモリフクロウは、成体になると茶色か灰色の羽になるのですが寒さが厳しい場合には茶色よりも灰色の方が有利であり、寒さに対応できない茶色の羽をした個体が生き残ることは少なかったとされていました。
しかし、温暖化の影響により灰色よりも茶色の方が生き残るのに適しているとされ、最近では灰色よりも茶色の個体の方が多く生き残っているとされているのです。
親の羽毛の色はそのまま子供にも受け継がれるのですが、これは鳥類が環境に適応するために灰色の羽毛を生やさないようにする遺伝子に進化したのではないかと考えられています。
証拠その3:ネブラスカ州のサンショクツバメ
アメリカのネブラスカ州に生息しているサンショクツバメは、環境の影響により徐々に羽を短くなるように進化していると言われています。
サンショクツバメはそれまで断崖などに巣を作っていたのですが、嵐などが多い季節になるとしばしば流れてしまうこともあるため、車が通る道路や橋などに巣を作るようになっていったのです。
しかし、道路に橋を作っても車が通って轢かれてしまうことも多かったのですが、それがある一定の時期になると車に轢かれる回数が減少したとされているのです。
なぜそうなったのかと言うと、サンショクツバメは少しでも早く飛び立てるようにと少しずつ羽を短く進化させたことで、車に轢かれる個体が少なくなったと言われています。
つまり、絶滅することなく現代に生き残った恐竜である鳥類たちは、この先もまだ生き残るために現在も進化を続けているということになるのではないでしょうか。