恐竜があそこまで大きくなったのには様々な理由があるとされています。
その理由の一つに、重力との関係性があるとされているのですが、恐竜の巨大化と重力にはどんな関係性があるのか解説していきます。
恐竜の巨大化重力の関係性
恐竜のすごさを語る時、何といっても外せないのはその大きさではないかと思われます。
人類史上、あそこまで巨大化した生き物はクジラなどの海洋生物以外に存在していないとされており、博物館などに行って恐竜の骨格レプリカを見るとほとんどの人がその大きさに圧倒されるものです。
そもそも、なぜ恐竜はあそこまで巨大化していったのでしょうか。
恐竜が巨大化した理由は様々なことが重なって巨大化への道へと進んでいったとされていますが、その原因の一つに重力があったとされています。
恐竜が生息していた時代と言うのは、今よりもずっと重力が小さかったとされている仮説があり、そのために恐竜は自分の巨大化した体を支えることが出来たとされているのです。
それだけに限らず、巨大化していたのは恐竜だけではなく植物なども巨大化しており、重力との関係性に加えて酸素濃度の問題など、様々なことが重なって巨大化したと言えるのではないでしょうか。
ただ、重力が今現代よりも小さかったというのはあくまで仮説ですので、実際にどうだったかどうかは定かではないと言えるでしょう。
恐竜は現代の重力には対応できない?
恐竜が今の現代にも生きていたら良い、という幻想は恐竜が好きな人であればどんな人でも抱くものですが、いまだかつて本物の恐竜を見たことがある人はいないとされています。
そのため、有名な恐竜映画のように近い将来化石に残された遺伝子から恐竜のクローンが作られたら良いのにと考える人もいることでしょう。
ただ、もし恐竜が今現代に生息することを考えるにあたっては、重力の問題について考えていく必要があると言えます。
前述したように、恐竜が生息していた時代と言うのは今よりもずっと重力が小さかったとされており、だからこそ恐竜たちはあの巨体を支えることが出来たと言えます。
もし、現代に恐竜を誕生させることが実現できたとしても、恐竜たちは重力によって自分たちの体を支えるのはおろか、歩くことも立つことも難しいのではないかということが考えられるのです。
恐竜は巨大化によって死に絶えた?
恐竜の巨大化と重力の関係性について考えて来ましたが、考えられるもう一つの説として、恐竜の時代と今現代の重力は実はあまり変わらなかったという説もあるとされています。
もちろん恐竜も最初からそこまで大きな体ではなかったとされており、徐々に巨大化したことが考えられますが、巨体を支えるにはそれなりの筋力や重力に耐えられる足を持っていなければなりません。
そのはずなのですが、実は筋力の機能効率と言うのは巨大化と比例して良くなっていくものではないとされており、それを考えると巨大化した恐竜ほど自分の体を支えることが出来ずに死滅していったのではないかと考えられます。
自分の体が大きくなりすぎて支えられなくなり、それで死に絶えたというのは皮肉な話ですが、実際に人間でも太り過ぎて動けなくなってしまう人も少なくないことを考えると、巨大化によって死んでいったという説もあながちでたらめではないのかもしれません。