恐竜が生きていた時代は今から何年前のことなのでしょうか。
また、その時代の平均気温や現代の人間がいたらどうなっていたかについて解説します。
目次
恐竜が生きてきた時代は何年前?
恐竜は人間が誕生するはるか以前に地球上に君臨していたとされていますが、それはおよそ何年前くらいのことなのでしょうか。
陸・海・空とすべての地域を制覇して生物のトップとして頂点に立っていましたが、その際には何度か大量絶滅に見舞われることがあったとされています。
大量絶滅の危機を幾度か乗り越えてさらに生きていきやすいように進化を続けていたのですが、5度目の大量絶滅の原因となった隕石の衝突による影響で、さすがの恐竜たちも環境変化について行けず、絶滅することとなったのです。
恐竜が生息していた時代と言うのは、諸説ありますが今からおよそ2億3000年前から6500万年前だとされています。
それから考えると、恐竜は様々な進化を重ねて2億年近く繁栄をしていたことになるのですが、人間の歴史はたかだか700万年位だと考えると、恐竜たちは恐ろしく長い年月を過ごしてきたと言えるのではないでしょうか。
恐竜時代の平均気温は?
今度は恐竜時代の平均気温について解説していきます。
当然、今とは気候も違うはずですが、平均気温はどのくらいだったのでしょうか。
今現在も、地球は温暖化の影響により残暑から酷暑へとどんどん気温が高くなっている傾向にありますが、恐竜時代はオゾン層を破壊するフロンガスも森林を伐採する人間もいなかったので、そこまで温暖化はしていな買ったのではないのかと思われる人が多いのではないでしょうか。
しかし、今よりも温暖な気候で恐竜たちにとって過ごしやすい環境だったからこそ、あそこまで繁栄できたのではということが考えられています。
恐竜が誕生し始めた三畳紀と言うのは、今よりも平均気温が10~15度ほど高かったとされており、三畳紀やジュラ紀には恐竜の食料となる裸子植物やシダ植物が、白亜紀には被子植物が誕生し豊富に繁茂していたとされています。
人間が恐竜時代にいたらどうなっていた?
平均気温が非常に高かったとされている恐竜時代ですが、そこに現代の人間がいたらどうなっているでしょうか。
最近では最高気温が40度を超える地域は珍しくなくなってきたとされていますが、それが恐竜時代なら今の日本の夏の平均気温よりもさらに高かったとすると、もはや人間は生きていけないのではないでしょうか。
また、恐竜時代の二酸化炭素の濃度は今よりも6倍ほど高く、その分植物は豊富に茂っていたのですが、酸素濃度は低かったことが考えられます。
まだ恐竜が誕生する以前の時代である石炭紀には、逆に酸素濃度が高いことから昆虫たちが巨大化していたのですが、実は酸素は多くても少なくても大変だとされており、多ければそれでよいというわけではないとされています。
人間が、もし今よりも酸素濃度の高い所にいったら、細胞が損傷したり吐き気や痙攣、めまいなどの症状に襲われることが考えられます。
そのことから考えると、人間が恐竜時代に生きていくことは非常に難しいと考えられるのではないでしょうか。