恐竜の種類には発見されているだけでも様々な種類がいるとされており、それぞれに生き残るための特殊な能力を持っているものも少なくありません。
恐竜の中で、頭突きが得意な恐竜としてはどんな種類の恐竜がいるのでしょうか。
恐竜の中でも頭突きが得意な種類の恐竜とは？
映画ジュラシックパークの第3部作の中の第二弾では、キュートな姿をしながらものすごい頭突きをかましてくる恐竜が登場し、その恐竜がどんな種類の恐竜なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
ジュラシックパークの中で人気を博した恐竜は、パキケファロサウルスという名前の恐竜です。
特徴的なドーム型の頭を持っており、白亜紀後期に生息していたとされているパキケファロサウルスは、周飾頭類、あるいは剣竜などに分類される恐竜で主に植物を主食にしていた草食恐竜です。
また頭骨以外にも、網のような腱で張り巡らされているそのしっぽの役割もまだ解明できておらず、なぜそのような構造をしているのかというもこともまだはっきりわかっていないとされているようです。
頭突きが得意な恐竜の頭はどれくらい堅い？
頭突きが得意とされているパキケファロサウルスですが、実際にはそのドーム型の頭はどれくらい堅いのか気になるところです。
パキケファロサウルスの頭は非常に分厚い頭骨できており、最大で25センチの厚さにもなるとされ、3分の一が頭蓋骨を占めている構造になっているようです。
実はパキケファロサウルスはアメリカのモンタナ州、サウスダコタ州、ワイオミング州の3つの州でしか見つかっていないとされており、まだまだ謎に包まれている恐竜でもあります。
また、見た目よりも体重が軽く1トンにも満たなかったと考えられることから、想像している以上に俊敏な動きができたのではないかとも考えられています。
実は頭突きをしなかったかもしれないって本当？
頭突きが得意とされ特徴的なそんなパキケファロサウルスですが、実は頭突きをしなかったかもしれないという説もあるとされているのをご存知でしょうか。
一見おとなしい恐竜なのですが、肉食恐竜に襲われたりすると防御のためや、縄張り争いや異性の取り合いなどでも頭突きをするなどしていたと推測できそうですが、実際にはただの装飾で異性へのアピール位の役割しかなかったのかもしれません。
その理由としては、パキケファロサウルスの頭骨の化石にはひび割れしているものや怪我をしているものが少ないことから、実戦で使われることはまずなかったと考えられるからです。
それを考えると、ジュラシックパークの大3部作でしていた頭突きも、実はフィクションである可能性も高いのかもしれませんね。