恐竜は爬虫類でもなく鳥類でもないとされており、何類と言えるのでしょうか。
また、恐竜の中でもいくつかの分類があるとされているのですが、どのように分類されるのか解説していきます。
恐竜は結局何類なのか
恐竜は私たち人類が誕生する以前に滅びてしまったとされていますが、実際のところ何類に属するのか考えてみたことがあるでしょうか。
見た目が非常に似ていることを考えたら、爬虫類の中に属するのではないかと考えられますが、子孫とのつながりを考えるとやはり鳥類に属するのではないかと思う人もいることでしょう。
では、実際には何類に属するのか気になるところですが、実はそれは専門家でも何類と決めるのは難しいとされており、爬虫類であるしそうでもないと言えます。
爬虫類だという線で考えていくと、生き物における「界・門・網・目・科・属・種」の生物分類をすると恐竜は網までは「爬虫網」であり爬虫類と一緒だとされています。
しかし、恐竜を爬虫類と分類してしまうとその子孫にあたる鳥類まで爬虫類に分類されてしまいます。
それを考えると、恐竜を完全に何類と分類するのは非常に難しいことが考えられます。
強類の分類について
恐竜が何類なのか分類するのは非常に難しいとされていますが、恐竜の中ではいくつかに分類することが出来るのをご存知でしょうか。
恐竜は、まず大きく分けて竜盤類と鳥盤類の2種類に分かれるとされており、竜盤類の中にはティラノサウルスやスピノサウルスに代表される獣脚類、竜脚・古竜脚類はブラキオサウルスやプラテオサウルスがその類に属します。
鳥盤類の中では、イグアノドンやパラサウロロフスなどの鳥脚類、トリケラトプスやパキケファロサウルスなどの角竜や堅頭竜類などがおり、ステゴサウルスやアンキロサウルスなどは剣竜や鎧竜に該当するとされています。
このように、恐竜が何類かどうかを判断するのは難しくてもいくつかの分類に分けることはできるとされています。
首長竜や翼竜は何類？
恐竜といえば、ティラノサウルスやトリケラトプスなど以外にもプレシオサウルスなどの首長竜やプテラノドンなどの翼竜などの恐竜もいるとされていますが、これらの生き物は何類に属するのでしょうか。
実は、これらの生き物は恐竜ではなく大型爬虫類に分類されます。
首長竜や翼竜は、「二足歩行をする」「乾燥した堅い殻の卵を産む」などの恐竜の定義から外れてしまいますので、恐竜には分類されないのです。
ちなみに、イクチオサウルスやモササウルスなども、恐竜と同じ時代に生きているものの大型爬虫類に分類されますので、誰かにこの知識を話す時はそこを間違えないようにすることをおすすめします。