6500年前に滅びた恐竜の中でも、一番強い恐竜としてはどのような種類がいるのでしょうか。
様々な観点から解説していきます。
目次
陸で一番強い恐竜は?
恐竜の中で一番強いというと、多くの人はティラノサウルスを思い出すのではないでしょうか。
確かに、最もメジャーであり誰もが知っている恐竜ですし、その凶暴性や見た目から強そうに思われる人も多いのは当然ですが、実はティラノサウルスよりも強い恐竜が存在することをご存知でしょうか。
そこで、陸生の恐竜で一番強いのはどの種類だったのかについて解説いたします。
陸生の恐竜の中で一番強い種類を決めるのは難しいところですが、その大きさから考えるとティラノサウルスが最強というわけではないという結論にもなると言えます。
ティラノサウルスと同じ時代に南アメリカに生息していたギガノトサウルスは、ティラノサウルスが11~13メートルだったのに対してそれよりも大きい14メートルもあったとされており、凶暴性や攻撃性を考えても非常に強かったことが伺えます。
また、大きいサイズの割には社会性があり、群れを成して暮らしていた様子を考えるとティラノサウルスよりも強い恐竜であったのではないかと思われます。
大きさの観点で言うなら、スピノサウルスも一番強い恐竜であったといっても過言ではないかもしれません。
その体長はティラノサウルやギガノトサウルスを凌ぐ18メートルもあったとされており、主に魚を食べて暮らしていたものの強さはピカ一だったのではないでしょうか。
空で一番強い恐竜
今度は空における一番強い恐竜について解説していきます。
基本的には恐竜というのは2足歩行をする生き物ですので、空を飛ぶ翼竜は厳密に言うと恐竜ではないのですが、ここではあえて恐竜ということで一番強い種類を解説していきます。
空における恐竜の中で一番強い種類はケツァルコアトルスです。
白亜紀後期に生存していたケツァルコアトルスは、今現在までの歴史においてそこまで大きな動物はいないとされるほど大きい体を誇っており、羽を開いた状態の全長は最大で11メートルにも達したとされています。
恐竜が絶滅する寸前まで生息し、翼竜における進化の最終形態であったケツァルコアトルスは、一番強い種類の翼竜だったと考えて良いのではないでしょうか。
海に棲む恐竜で一番強いのは?
海の中にも様々な生き物が生息していましたが、その中でも一番強い恐竜はどんな種類のものなのでしょうか。
海に棲む生物に関しても、本来は恐竜との定義からずれてしまうのですが、ここでは恐竜と同等として考えていきます。
海の中で一番強いとされていた恐竜はリオプレウロドンではないかと考えられています。
同時代に生息していた恐竜の中ではサイズ的にはそれほど大きくなかったものの、凶暴性や攻撃性、強靭な顎や優れた視力など様々な観点から考えていくと、海の中の生き物の中で頂点に君臨していた恐竜ではないかと思われます。
同じく海の中にいた生き物として、モササウルスなども大きく強かったとされており、恐竜が絶滅した後に頂点に立っていた生き物とされています。
体長は、ホオジロザメの5倍、ジンベイザメの1.5倍の大きさだとされており肉食で積極的に大型の生き物を捕食して生活していたのだとされています。