恐竜の絶滅は重力と酸素が原因?その真相とは

恐竜が絶滅した大きな原因は、隕石の衝突による環境の変化だと言われています。

しかし、実際には重力と酸素の問題で絶滅したとも考えられるのです。

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恐竜の絶滅原因が重力だという理由

恐竜が絶滅した原因としては様々なことが要因となっており、その中でも大きな原因としては隕石の衝突による環境変化だとされています。

実は、恐竜が絶滅したそもそもの原因は隕石の衝突によるものではなく、重力によって絶滅したという説もあるのです。

なぜ、恐竜の絶滅が重力によるものという考えがあるのかという理由としては、映画のモデルとなったジャック・ホーナー博士の説があるとされています。

ホーナー博士は、今から7500万年前に最も恐竜が繁栄した時期から、およそ100万年後である7400万年前に急激にその数を減らしているとされており、それが何らかの理由で重力が増大したことが原因なのではないかと説いたのです。

もし恐竜時代の重力が今現代の重力と同じであるなら、巨大な竜脚類が陸上で生活することは難しいと言えます。

それならクジラやジンベイザメのように巨体を海面に鎮めて浮力で生活していたのではという考えもありますが、それは完全に否定されており実際に竜脚類たちは地上を闊歩していたと考えられているのです。

重力が変動した原因もいくつか考えられますが、重力が急激に増大したことで巨大化した恐竜たちが体が支えられなくなり、絶滅していったのではないでしょうか。

恐竜の絶滅は酸素が原因?

恐竜の絶滅原因として、その他に考えられるのは酸素濃度の問題です。

恐竜が誕生する以前の時代である石炭紀という時代は、恐竜時代よりもさらに酸素濃度が高かったことから昆虫たちは巨大化することで体内に取り込む酸素濃度を少なくしたとされていますが、その後三畳紀に恐竜が誕生する頃には酸素濃度も落ち着いてその分二酸化炭素が増えたとされています。

二酸化炭素の増加は、植物たちが十分に育つ環境だったことから食料が十分に確保され、それが恐竜たちの繁栄に非常に役立ったとされています。

ただ、二酸化炭素も酸素と同じで増えればそれだけ良いというわけではなく、恐竜が誕生する頃の三畳紀の大量絶滅の原因は、何らかの理由による二酸化炭素の急激な増加によって、酸素濃度が著しく低下したことが絶滅の原因となっています。

白亜紀は、二酸化炭素濃度が非常に高くその分植物が栄えたのですが、それ以上に二酸化炭素が増えすぎてしまったことで酸素濃度とのバランスを崩してしまったために、大量絶滅につながったのではないでしょうか。

重力と酸素によって巨大化したことが原因?

更なる仮説としては、重力と酸素濃度によって恐竜が巨大化したことが絶滅の原因となっているという説も考えられるとされています。

一説では恐竜は見た目ほど重くなかったという説もあるとされていますが、前述したように恐竜時代は今よりも重力が低かったために巨大化してもあの体を支えることが可能だったとされています。

だからと言ってどんどん巨大化していくことが生きていく上で有利と言うわけではなかったことが考えられます。

巨大化すれば、その体を維持するだけの食料が必要となりますし、体を動かすのも大変となります。

また、二酸化炭素が今よりも6倍も多かったとされている恐竜時代はそれだけ恐竜の食料となる植物も豊富に育っていたことが考えられます。

草食恐竜ほど巨大化していることから考えても、それだけ巨大化しても食料に困らないほど豊富に茂っていたのでしょう。

恐竜は、爬虫類などと同じく途中で成長が止まることがなくずっと成長し続ける性質であることから、食べた分だけそれだけ体に身に付き、巨大化したことが自分の首を絞める結果になっていったということは考えられないでしょうか。

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