恐竜はなぜ草食と肉食に分かれたのか?

今現在生息している動物は草食動物と肉食動物に分かれており、それぞれ生活しています。

恐竜においても同じことが言えますが、なぜ草食と肉食の恐竜に分かれていったのでしょうか。

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そもそも最初は肉食恐竜しかいなかった?

現在では、シマウマやシカなどの草食動物がいる一方でそれを捕食するライオンやチーターなどの肉食動物はいることはもはや私たちにとっての常識です。

かつて、地球上を支配していた恐竜たちにおいても、それぞれ草食と肉食の恐竜に分かれており、時には肉食恐竜が草食恐竜を襲うこともあったとされています。

では、恐竜はなぜ草食と肉食に分かれていったのでしょうか。

そもそも、草食恐竜も肉食恐竜も初めは両生類から爬虫類になり、そこから派生してそれぞれ草食と肉食に分かれていったとされています。

その両生類から進化していった初期の爬虫類はほとんどが肉食だったとされているのですが、なぜそこから草食恐竜へと分かれていったのでしょうか。

恐竜が草食と肉食に分かれた理由

そもそも両生類から進化した爬虫類は肉食の恐竜がほとんどだったとされていますが、なぜ草食の恐竜も出てくるようになったのか気になるところです。

考えられる理由としては、草食恐竜たちが食べるようになる植物が多く生い茂ったということが考えられます。

肉食である場合、当然その他の生き物を捕食し無ければならず、良い獲物が捕まえられなければ全く食べ物にありつけないことになります。

しかし、地面や樹に生えている植物は動かないばかりか、かなりの範囲でその辺一帯を覆っていた可能性がありますので、そこに目をつけ食べ始めた爬虫類が草食恐竜へと進化していったことも十分に考えられるでしょう。

また、肉食だった爬虫類の中にも好みがあり、中には好きで肉食にしていたわけでもない爬虫類もいたはずです。

そういった爬虫類たちが植物を食べた時、「こちらの方が旨い」と感じていたかどうかわかりませんが、好みで植物ばかり食べていたらいつの間にか草食恐竜へと進化していったということも考えられます。

草食と肉食の中間の恐竜はいたの?

草食恐竜は始めは肉食だったのが徐々に草食へと進化していったことが考えられますが、その進化の過程の恐竜はいなかったのか気になるところです。

何を言いたいかと言うと、草食と肉食の中間の恐竜や爬虫類はいなかったのかということです。

一説では、アパトサウルスなどに進化する草食恐竜の祖先である古竜脚類は、植物だけではなく肉食をしていたこともあると言われています。

また、いずれ草食恐竜に進化する可能性のあった爬虫類の中には、お腹の中の化石から魚の骨の化石が見つかったこともあり、一時期の草食恐竜は雑食だった可能性もあると考えられています。

確かに、肉食恐竜から派生して草食恐竜となったのであれば、その過程の恐竜がいてもおかしくないと言えるでしょう。

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