魚を食べる恐竜とはどんな恐竜なのか

今現在生息している動物のように、恐竜も本来は肉食と草食に分かれているのが一般的ですが、恐竜の中には魚を食べることを中心に生活していた種類もいるとされています。

では、魚を食べる恐竜とはどんな恐竜なのかについて解説していきます。

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その1:スピノサウルス

原生鳥類の中には、魚を主食すると種類も少なくないとされていますが、恐竜は鳥類の祖先だということを考えると、恐竜が魚を食べるのは当たり前のことだと言えるのではないでしょうか。

しかし、恐竜時代における肉食恐竜はほとんどが肉食であり、魚を食べるのではなく草食恐竜や小型の生き物の肉などを捕食するものが多かったとされています。

その中でも、魚を食べることを中心に生活していたのがスピノサウルスです。

スピノサウルスはティラノサウルスと同じく白亜紀後期に生息していたとされている恐竜であり、主に魚を食べる生活をいたのではないかと考えられています。

なぜなら、スピノサウルスは水中生活に非常に適した体型で、地上にいることよりも水中での生活が多く、その体も肉食恐竜の中で最大の大きさだったことから常に魚を食べていたのではないかと考えられているようです。

その2:バリオニクス

バリオニクスは白亜紀前期から白亜紀後期に生息していたとされているスピノサウルス科の恐竜で、前肢には鋭く長い特徴的な爪を持っている恐竜とされています。

スピノサウルス科であることからも分かるように、非常にスピノサウルスに似た容貌をしており、ワニのような口で魚を捕まえて食べていたのではないかと考えられています。

それ以外にも、バリオニクスの特徴でもある大きな前肢の爪で魚を刺して食べるようにしていたのではないかと考えられる一方で、魚だけでなくほかのものを食べている可能性も高いと言われています。

なぜなら、バリオニクスの消化器官から未消化のイグアノドンの骨が出てきたことから、魚を食べるだけに限らず草食動物なども食べていたのではないかと言われているからです。

その3:ランフォリンクス

恐竜というと少し語弊があるかもしれませんが、翼竜の仲間であるランフォリンクスも魚を食べる大型爬虫類だったのではないかと考えられています。

ランフォリンクスはジュラ紀に生息したとされている翼竜の一種で、体はそれほど大きくなく40センチ程度とされていましたが海や川などの小魚を空から滑空して捕食するハンターだったと言われています。

今でいうところの、原生鳥類のようですが厳密に言うとランフォリンクスを始めとする翼竜は恐竜ではありません。

ただ、空から海や川に向かって魚を捕まえるその姿は、現代の鳥類と非常に酷似していたのかもしれませんね。

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