最近ではコンビニよりも数が多いとされている歯医者は、虫歯を治療する病院というよりもサービス業になりつつあると言えます。
実は、恐竜の中には虫歯で悩んでいるものもいたとされているのですが、その恐竜とはどんな恐竜だったのでしょうか。
恐竜の中で虫歯に悩んでいた種類は?
歯医者に行くのは子供でなくても大人でも苦手という人は少なくありませんが、食物を食べて生きている以上、人は虫歯とは切っても切れない関係にあると言えます。
恐竜には様々な種類がいるとされていますが、実は私たち現代人と同じように虫歯に悩んでいる恐竜もいたとされているのをご存知でしょうか。
恐竜の中で虫歯に悩んでいたとされている種類としてはどんな種類なのかというと、モササウルスがそれにあたります。
モササウルスは厳密に言うと恐竜の定義から外れてしまうため恐竜ではないのですが、恐竜時代に生息していたということで恐竜扱いにさせていただきます。
モササウルスの歯の化石を分析したところ、ひび割れのようなものかと思われた部分が徐々に侵食されている形跡があったことから、虫歯だったのではないかと考えられたのです。
実際にモササウルスが虫歯を痛がって悩んでいたかどうかは定かではないですが、虫歯だったのではないかということは確実と言えるでしょう。
ティラノサウルスの歯は虫歯予防されていた?
代表的な肉食恐竜であるティラノサウルスも虫歯に悩んでいたのか気になるところですが、実はティラノサウルスの歯は虫歯予防がされていたことをご存知でしょうか。
実はティラノサウルスの歯は最も堅いとされているエナメル質でコーティングされていたのです。
もちろん、これはティラノサウルスに限らずその他の恐竜や、今現在生息している爬虫類にもみられる特徴とされていますが、肉食恐竜にとって大事な武器となり食べるための道具である歯がきちんと守られていたからこそ、ティラノサウルスは最強の恐竜と言われていたのかもしれません。
恐竜は何度も歯が生え変わるって本当?
基本的に人間の歯は、乳歯が生えてそれが抜けると永久歯が生えてきます。
生えてきた永久歯は生え変わることがないので、それが虫歯になってしまうとプラスチックで埋めたり痛みがあれば神経を抜いたり、治療後の虫歯の穴が大きい場合には金属の被せ物をしたり、その歯自体が使い物にならなくなったら抜いて義歯などを製作しなければなりません。
そう考えると、人間はなんて面倒な体をしているのだと思う人もいるかもしれませんが、恐竜は違ったとされています。
すべての恐竜がそうではなかったようですが、ティラノサウルスなどの肉食恐竜たちはサメのように何度も歯が生え変わっていたために、虫歯になってその歯がダメになってもまた新しい歯が生えてきていた可能性があります。
人間が何度も歯が生え変わるとしたら恐ろしい話ですが、虫歯になりにくいという点では羨ましいと思う人もいるのではないでしょうか。