恐竜はどんな病気にかかっていたのか

人間は生きている限り病気とは縁が切れることはないと言えます。

恐竜が病気になったりしなかったのか、どんな病気にかかっていたのかについて解説致します。

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恐竜は自然治癒力が高かった?

今現在は医学の発達により、一昔前なら不治の病と言われていた病気でも治すことが出来るようになったとされていますが、それでも進行を遅らせるだけで完全に完治しない病気も少なくありません。

では、恐竜たちも私たちと同じように病気にかかっていたのか気になるところですが、恐竜の場合、戦いの末の骨折や腫瘍などの病気にかかっていた可能性があるとされています。

ただ、恐竜が生息していた時代はご存知通り病気になったら病院に行くというシステムは存在しませんので、野生動物のように休んだり無茶をしなければ落ち着くこともあるかもしれませんが、命にかかわるような致命的な病気の場合にはどうしていたのでしょうか。

実は、恐竜たちは非常に自然治癒力が高かったとされており、複雑骨折などの大怪我や難しい病気にかかっている痕跡があるものの、それが自然治癒力によって治っている痕跡も見られたのです。

それらの病気や大怪我は、私たち人間の自然治癒力だけでは到底治すことが出来ないようなものなのですが、それを自然治癒力で治してしまっていた恐竜は、人間の歴史をはるかに超える長い期間を生きてきたこともあって、丈夫だったのかもしれません。

ステゴサウルスは感染症にかかっていた?

恐竜の病気としては、骨折や腫瘍など骨の外部にあらわれるものばかりとされていましたが、ステゴサウルスのある化石の発見により細菌による感染症にかかっていたことも分かってきたとされています。

その理由としては、骨の表面には見られることができない、骨内部への感染症がみられる化石が発掘されたことにより、恐竜も感染症にかかっていた可能性が高くなってきたのです。

また、ティラノサウルスの祖先であったゴルゴサウルスの化石からも、顎の骨が細菌感染症により腐食している部分があることが分かり、もしかしたら癌にかかっていた可能性もあることが分かってきたとされています。

時代が変わっても、やはり病気に打ち勝つことは難しいのかもしれませんね。

意外!ティラノサウルスは贅沢なあの病気にかかっていた?

大型の肉食恐竜の代表といえばティラノサウルスですが、実はティラノサウルスは意外な病気にかかっていたことをご存知でしょうか。

実は、ティラノサウルスは痛風にかかっていたとされているのです。

痛風は、贅沢病とも言われ美味しい肉を食べ過ぎてしまうことにより発症してしまいますが、ティラノサウルスの骨の化石には通風によって骨が変形した痕跡が発見されたことから、赤身肉の食べ過ぎによって痛風にかかっていたのではないかと考えられるようになったのです。

ちなみに、ティラノサウルスと同じく肉食動物であるライオンは、人間や恐竜とは異なり体の中で尿酸を分解できるため、肉を食べ過ぎても痛風になることはないとされています。

加えて、ティラノサウルスは臭いの強い肉を食べることもあったことから、寄生虫を原因とする未知の病気になっていた可能性も考えられます。

もう少し恐竜に関する研究が進めば、その他にも恐竜がどんな病気にかかっていたのか分かってくるのかもしれません。

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