今現在生息している動物の中にも草食と肉食の動物がいるように、恐竜時代ももちろん草食と肉食の恐竜に分かれていました。
では、それぞれの恐竜の中でも最大サイズだった恐竜はどんな種類の恐竜なのでしょうか。
草食恐竜で最大サイズは?
恐竜が生息していた時代には、それぞれ草食恐竜と肉食恐竜が存在していました。
最初は肉食恐竜しかいなかったのですが、その中から豊富に茂る植物に目を付けて食べるようになっていった恐竜たちが草食恐竜へと派生していったのではないかと考えられています。
では、草食恐竜の中でも最大級の大きさを誇る種類はどの恐竜なのでしょうか。
草食恐竜の中で最大サイズの恐竜は、白亜紀前期から後期に生息していた竜脚類に属するアルゼンチノサウルスです。
体長は40~45メートルとされており草食恐竜の中では間違いなく最大サイズを誇ると言っても過言ではないでしょう。
その大きさから、肉食恐竜に見つけられることも多かったと思われますが、これだけの大きさだっただけに肉食恐竜の標的対象にはならず、襲われることはなかったかもしれません。
肉食恐竜の中の最大サイズはこの種類!
今度は肉食恐竜の中で最大サイズの恐竜について解説していきましょう。
草食恐竜ほど大きな肉食恐竜はいませんが、それでも最大サイズの恐竜がどのくらいの大きさなのか気になるところではないでしょうか。
肉食恐竜の中で最大サイズの恐竜は、ワニのような口を持つスピノサウルスです。
白亜紀前期から中期にかけて生息していたスピノサウルスは、体長15~17メートルという最大サイズを誇る肉食恐竜で、主に魚を主食していたとされています。
これだけの大きさでありながら機敏な動きができたとされており、背中に生えていたとげは熱を逃がすためのラジエーターの役割をしていたようです。
ちなみに、最も人気が高いティラノサウルスは11~13メートルとスピノサウルスよりも少し小柄だとされています。
最大サイズの翼竜、猛禽類系の恐竜は?
では番外編として翼竜の中で最大サイズのもの、猛禽類系の恐竜の中で最大サイズの恐竜について解説していきます。
翼竜は厳密に言えば恐竜の定義から外れてしまうため、本来なら大型爬虫類なのですがここでは恐竜として扱っていくことにします。
翼竜の中で最大サイズを誇る恐竜は、今現在生息する中でも最大級の大きさを誇る肉食恐竜のケツァルコアトルスです。
その大きさは、空を飛ぶ生き物の中でもそこまでの大きさを誇るものはいないとされているくらい大きかったとされています。
体高だけでも3メートルもあり翼を広げた状態だと11~12メートルもあったとされ、考えるとしたらキリンが翼を付けて飛んでいたようなものだとされています。
羽毛の生えた猛禽類系の恐竜で最大サイズの恐竜は、ドロマエオサウルス類のユタラプトルです。
アルゼンチノサウルスやスピノサウルスに比べたら比較的小さいサイズですが、それでも猛禽類系の恐竜の中では最大サイズと考えて良いでしょう。
体長は6~6.5メートルとされており、それほど大きくないとしてもキリンよりは大きく、更に肉食ですので人間が集団で襲われたら大変なことになっていたのではないでしょうか。