恐竜は天変地異や大災害に見舞われなければどれくらい生きられたのか気になるところです。
恐竜の寿命がどれくらいだったのか、最も長生きだった恐竜はどんな種類の恐竜なのかについて解説していきます。
恐竜の寿命はどのようにわかる?
人間の寿命は今のところ80年くらいとされていますが、恐竜に関してはどのくらいの寿命だったのか気になるところです。
とはいえ、恐竜は今の現代に生息しておらず、どのように寿命を知ることが出来るのか興味のある人も多いのではないでしょうか。
恐竜の寿命の測定方法としては、骨を見ることで分かるとされており、骨は木の年輪のような成長線が入るとされており、それを数えることで大体の寿命が分かるとされているのです。
もちろん、あくまで推測ですので正確な寿命が分かるわけではありませんが、だいたいの寿命はそれから分かるとされています。
実際の恐竜の寿命は?
では、実際にそれぞれ恐竜の寿命はどのくらいだったのでしょうか。
まず、ドロマエオサウルスなど鳥類などに近い小型の獣脚類の寿命としては3~5年とされており、意外に短かったことが分かります。
その他には、トリケラトプスの系統を組む初期の角竜であるプシッタコサウルスの寿命は10年だったとされています。
そして、あのティラノサウルスはどのくらいの寿命だったのか気になっている人も多いのではないかと思われますが、ティラノサウルスの寿命はだいたい30年前後だったとされています。
ティラノサウルスの化石の中でも最大級の大きさを誇るSueの骨格を調べたところ、その年齢は28歳だったとされており、骨が傷んでいる状態から推測するところ30歳あたりがティラノサウルスの寿命とされているようです。
ただ、だからといって本当にティラノサウルスが30歳まで生きたかどうかというのは定かではなく、実際には2歳になるかならないかという前に60%を超える多くの個体が死亡しているとも言われています。
また、関節や怪我の病気で死亡していた可能性も考えられ、一説では痛風にかかっていたのではないかとも言われていますので実際にティラノサウルスが30歳くらいまで長生きしたかどうかは難しいところと言えるでしょう。
恐竜の中で最も長生きだった恐竜は?
では、恐竜の中でも最も長生きだった恐竜としてはどんな種類の恐竜なのでしょうか。
体の大きな恐竜ほど長生きしそうな気がしますが実際にその通りのようで、ジュラ紀後期に生息した巨大な草食恐竜であるアパトサウルスは、寿命が45年であったとされています。
しかし、他の学者の中には大型の獣脚類の場合には実際には100年以上生きたものもいたのではないかと考えられているようです。
そのため、もし隕石の衝突が起きずにそのまま恐竜は寿命を全うしたのだとしたら、本当に恐竜と人類が共存した世界もあったのかもしれません。