恐竜と哺乳類はどのくらいの期間共存していたのでしょうか。
また、なぜ恐竜は絶滅したのに哺乳類は絶滅することなく生き延びることが出来たのかについて解説していきます。
恐竜と哺乳類は共存していたって本当?
恐竜は私たち人類が誕生する以前に、6500万年前の隕石の衝突の影響や火山噴火などの影響、環境変化など様々なことが要因となり絶滅してしまいました。
しかし、だからといって全く哺乳類と共存していた期間がないわけではないことをご存知でしょうか。
人類と恐竜が共存していたかどうかは定かでないにしても、哺乳類と恐竜が共存していた期間というのはあるとされています。
恐竜が絶滅した空き場所となった場所に哺乳類が入り、その繁栄を広げることになるのですが、恐竜絶滅後に哺乳類が誕生して繁栄したのではなく、すでに哺乳類は恐竜と共存していたと考えられているのです。
実は哺乳類は恐竜絶滅以前から繁栄していた?
恐竜が絶滅したことにより、それが哺乳類の繁栄のきっかけとなったことは間違いないとは言えます。
ただ、哺乳類は恐竜が誕生するころに同じように誕生しており、その恐竜の陰に隠れつつ生き延びてきていたと言えるのです。
恐竜が誕生したのは三畳紀の頃とされており、同じ祖先である両生類から恐竜と爬虫類に枝分かれした際、また哺乳類も爬虫類から枝分かれして進化を続けていたのです。
両生類から派生した中でも、頭骨の側頭窓と呼ばれる顎の筋肉が左右に一つしかないのは単弓類と呼ばれ哺乳類に進化し、二つあるのが双弓類と呼ばれて爬虫類の祖先へと進化したと言われています。
なぜ哺乳類は絶滅することなく生き延びたのか
恐竜は隕石の衝突による影響や環境変化など様々なことが要因となって絶滅したとされていますが、なぜ哺乳類は絶滅することなく生き残り、今日まで繁栄することが出来たのでしょうか。
もちろん、哺乳類も恐竜が絶滅した際のきっかけによって滅びた種もいたはずですが、それでも恐竜絶滅後に繁栄できたのは恐竜とは違った特性を持っていたからではないでしょうか。
恐竜が生き残ることが出来ず、哺乳類が繁栄できた理由としては様々なことが考えられると言えますが、まず第一に挙げられることとしては、恐竜は繁殖がうまくいかなかったことがあるのではないでしょうか。
恐竜の場合、ほとんどが卵生であり地面や砂の地熱によって卵を孵していましたが、急激な温度変化によって孵らなくなりそれが種の繁栄を妨げることになったのでしょうか。
一方で、恐竜としては生き残れなかったものの鳥類へと進化した種類は羽毛を持っていたために卵生であっても子供孵すことが出来たからこそ、生き残ることが出来たのではないかと考えられます。
その他の理由としては、恐竜に比べて小型の哺乳類の方が少しの食物であっても生き延びることが可能だったことも、恐竜が絶滅して哺乳類が生き残った理由ではないかと考えられます。
どちらにしても、大型の恐竜は種として滅びる運命にあったのかもしれませんね。