本当に恐竜の子孫は爬虫類ではないの?面影を残す爬虫類たち3選

恐竜の子孫は鳥であることは数多くの化石からわかってきたことですが、本当に爬虫類は恐竜の子孫ではないのでしょうか。

実は、恐竜の子孫ではないかと思ってしまうほど、恐竜の面影を残した生き物は今現在にも生息しているのです。

スポンサーリンク
dinosaur-learnレクタングル大

その1:イリエワニ

かつては、その見た目から恐竜の子孫は爬虫類であると言われていました。

しかし、研究に研究を重ねた結果、骨格や器官、様々な観点から恐竜の子孫は鳥類だとされているのが一般的となってきています。

そうはいっていても、実は今生存している生き物の中で恐竜の面影をそっくりと残している爬虫類も少なくないとされています。

では、恐竜の子孫だと見間違えるほど恐竜にそっくりの面影を残す今生存している生き物としてはどのような種類のものがいるのか気になるところです。

まず挙げられるのは、イリエワニです。

イリエワニは今現在地球上に存在する爬虫類の中でも最も大きくなるとされている爬虫類とされており、全長は最大で8メートル、体重は1トン以上あると言われています。

実はこのイリエワニは太古の昔からほとんど姿を変えることなく存在しており、その見た目から見ても恐竜の子孫ではないかと思われても不思議ではないくらい恐竜に酷似しています。

ただ、ワニの姿を見るとわかるように恐竜との決定的な違いは足の生え方にあり、恐竜が2足歩行なのに対しイリエワニは4足歩行であることが基本です。

そこから考えても爬虫類であるイリエワニが恐竜の子孫ということはないと言えるでしょう。

その2:コモドオオトカゲ

イリエワニと匹敵するくらい恐竜に見た目が酷似している爬虫類として、コモドオオトカゲがいます。

こちらも爬虫類としては最大の種類で最古のトカゲです。

口の中に多くのバクテリアや細菌がいて人間が噛まれると敗血症を起こして死に至ることがあるようですが、バクテリアだけではなくコモドオオトカゲ自体に毒があるとも言われ、その毒を相手に注入するシステムは非常に複雑化していると言われています。

爬虫類の中でもコモドオオトカゲはメスのみで繁殖できる単為生殖をおこなう種類であり、その際にはオスのコモドオオトカゲしか生まないとされています。

そして、オスの子供を産んだメスが他の大人のオスと出会えなかった場合にはその子供が母親と両性生殖を行う非常に珍しい種類の爬虫類と言えます。

このコモドオオトカゲの見た目も、はるか太古に生息していたであろう恐竜の面影を色濃く残していると言えるのではないでしょうか。

また、ヤギや牛だけではなく人間を襲う凶暴性もあることを考えると、恐竜の子孫なのではと疑う人がいても仕方ないと言えます。

その3:ムカシトカゲ

ニュージーランドに生息しているムカシトカゲは、その名前の通り古来より姿を変えずに現代にも生存しているトカゲの一種です。

トカゲは今現在5000種類いると言われていますが、その中でもどのトカゲの系統とも全く異なる特徴を持っているとされています。

また、比較的近縁と言われているヘビとも異なる系統を持っているとされており、つまり一般的なトカゲともヘビとも異なる系統なのがムカシトカゲです。

ごつごつしたフォルムのその見た目は、恐竜の子孫と思わせるのに十分な見た目であり、実際に今現在生存しているトカゲとも違う生態や系統であることから、もしかしたらムカシトカゲこそが恐竜の子孫ではないかという説も出てくるかもしれませんね。

スポンサーリンク
dinosaur-learnレクタングル大

dinosaur-learnレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする