恐竜と人類が共存していた期間はどれくらい?

恐竜は人類が誕生する前にすでに絶滅していたとされていますが、実は共存していた期間があるとされています。

では、恐竜と人類が共存していた期間はどれくらいだったのでしょうか。

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恐竜と人類が共存していた期間は?

恐竜は既に人類が誕生する以前に滅んでしまっていると言われていますが、実は数多くの共存していた証拠が世界各地で見つかっています。

そのため、わずかな期間かもしれませんが恐竜と人類が共存していた期間があるかもしれないと考えられています。

では、実際にどのくらいの期間を共存していたのか気になるところですが、それは出土した数多く存在する証拠の数々から推測するしかないと言えます。

ただ、新しいものもあれば、古いものもあるなど出土した証拠がいつ頃のものだったのかというのもそれぞれ異なるので、共存していた期間がどれくらいなのかというのははっきりしないと言えるでしょう。

しかし、中にはどれくらい前のものなのか解明できている証拠もありますので、そこから計算してどのくらい共存期間があったのか算定できるのではないでしょうか。

共存期間がわかる?アマゾンのアルゼンチノサウルスの岩絵

アルゼンチノサウルスといえば、最大級の大きさを誇る草食恐竜でその体長は40~45メートルにも及んでいたと言われています。

アルゼンチノサウルスは、1億1200万年前から9350万年前まで生息していたとされており、その年代が正しいのであれば人類が誕生する前にすでに滅んでいると考えられます。

しかし、南米ペルーのアマゾンにウトゥクバンバ県ヤモン地域にあるヤモン遺跡には、アルゼンチノサウルスと思われる岩絵が残されており、そもそもそれが描かれたのは今より8000万年前の旧石器時代に描かれたもので、それが人類との共存をあらわす証拠ではないかと考えられているのです。

人類の祖先とマンモスが共存していたことは明らかとなっているところもありますが、マンモスだけでなく恐竜も人類とその時代を共存していた可能性が浮き彫りになったと言えるのです。

また、アメリカのユタ州にあるナチュラル・ブリッジ国定公園には、ネイティブアメリカンたちが描いたであろう遺跡が残されていますが、そこにもアルゼンチノサウルスを思わせる岩絵が描かれています。

そこから考えていくと、恐竜たちは数千年前まで生息していたということになり、人類と共存している期間があったのではないかと考えられているのです。

3万5000年前のトリケラトプス

一昔前にはわからなかったことでも、技術の進歩により発見された恐竜の化石がどのくらいの時期のものなのかを算定するもの可能になってきたとされています。

そのため、実際にその発見された化石がいつ頃のものなのかを調べたら、実は恐竜と人類の共存期間まで明らかになってしまったこともあるのです。

アメリカのモンタナ州ドーソン郡で、2012年にトリケラトプスの化石が発掘されたのですが、それがいつ頃のものなのか放射性炭素年代測定にかけて算定したところ、なんと3万5000年前のものであることが分かったとされているのです。

3万5000年前といえば、旧石器時代にあたり壁画などでもその時代のことが描かれていることが多いですが、その期間に恐竜と人類が共存していた可能性を示唆しています。

実際に、恐竜と人類たちが共存していたのは様々な証拠から事実であると言えるかもしれませんが、どのくらいの期間共存していたのかということをはっきりさせるのは難しいと言えます。

岩絵や化石以外にも、昔の人々はドラゴンやクラーケン、竜といった絵を想像だけで描いていたとは考えられず、モデルになる存在がいたからこそ描くことはできたのではないかと考えられるからです。

そうはいっても、この先もっと恐竜に関する研究が進んでいくことにより、恐竜と人類がどれくらいの期間を共存していたのかということもはっきりしてくるのかもしれませんね。

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