恐竜の実際の姿形がわかるようになった理由とは

現在、恐竜に関する様々な研究が進められており、実際にどのような姿形をしていたのか少しずつ判明してきています。

では、実際に恐竜たちがどんな姿形をしているかわかるようになった理由としては、どんなことが考えられるのかについて解説していきます。

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恐竜の全身骨格が見つかっている種類は?

恐竜は私たち人類が誕生する以前にすでに滅びてしまっているのですが、その姿形はどこから判別できるのか気になるところです。

恐竜と同じ時代に生きていなければわからないと言えますが、なぜ姿形がどのようなものだったのかわかるのか不思議に思っている人もいるのではないでしょうか。

最近では、恐竜に関する研究もかなり進んだことで実際の姿形がどのようなものだったのかわかってきていると言われています。

その参考となるのは、やはり全身骨格ではないかと思われますが、実は恐竜の全身骨格が見つかっている種類は世界にも少なくほんの一部だけであることから、全身骨格だけで姿形を判断するのは難しいとされています。

ちなみに、日本でも恐竜の全身骨格は見つかっているとされており、北海道で国内最大とされるハドロサウルス科の全身骨格が見つかっているとされています。

ただ、全身骨格が見つかったからといってその姿形がどのようなものなのかというのは骨格だけではわかりません。

では、どのように恐竜の姿形を解明することができるのでしょうか。

恐竜の姿形はどこからわかる?

では、恐竜の姿形はどんなところからわかるのか気になるところですが、それはまさしく恐竜たちが生きた証でもある化石からわかると言えます。

最近では、恐竜の皮膚が残っている化石からその色を分析し、実際に恐竜がどんな皮膚の色をしていてどんな姿形をしていたのかわかるようになってきています。

恐竜の種類によっては、草などに隠れてカモフラージュできるような色や柄をしていた可能性もあると言われており、この先さらに恐竜に関する研究が進むことで恐竜の姿形が新たにわかってくる種類も出てくると言えるのではないでしょうか。

また、最近では恐竜の完全な姿を残しているミイラの化石も発見されており、その化石が実際に恐竜たちがどんな姿形だったのかを考える上での重要な手掛かりとなっていることは間違いないと言えるでしょう。

研究や技術の進歩によってさらなる姿形がわかるようになった

一昔前までは、化石だけがあってもそこからどんな姿形なのかを推測することは難しいとされており、実際に発見された化石から想像した復元図が今では間違っていることに気づき訂正されている恐竜も少なくありません。

あの肉食恐竜の代表とされているティラノサウルスも、一時期はゴジラのようにしっぽを引きずった姿形で過ごしていると考えられてきましたが、今ではしっぽを地面につけることなく二足歩行で過ごしている姿形が一般的となっています。

その他にも、ディプロドクスやアパトサウルスなどの大型草食恐竜たちの姿形も、以前は首を90度の角度に持ち上げる図で描かれることがありましたが、最近の研究によって様々なことがわかり、実は肩より上に首を持ち上げることが出来なかったのではないかと考えられ、そのような首を上げない状態の復元図で描かれています。

一昔前まではわからなかった恐竜の姿形も、様々な技術の進歩や研究により骨の化石から恐竜の皮膚や色を分析することまで可能となってきています。

つまり、今現在恐竜の姿形が分かるのは、これまで恐竜に関する研究や技術を重ねてきた研究者たちの努力の賜物があってのことだと言えるのではないでしょうか。

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