恐竜はなぜ絶滅したのかその3つの理由とは

恐竜は人間が誕生するずっと以前に実際に生息していたものの、絶滅して今では化石でしかその証拠が残っていないとされています。

恐竜が絶滅した理由として考えられるのはどんなことなのでしょうか。

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理由その1:巨大隕石の衝突

恐竜が絶滅した理由の中でも最も大きな理由となったのが巨大隕石の衝突です。

メキシコのユカタン半島には白亜紀に隕石が作り出した巨大なクレーターがあるのですが、その大きさから推測できる隕石は直径180㎞にも及んでいるとされており、これは広島原爆の約10~30億倍に相当するすさまじい衝撃だったとされています。

その影響により、地層がめくれあがって津波が発生し、火山活動が活性化したことにより有毒ガスが排出され、恐竜たちは多大なダメージを受けたことが考えられます。

それだけに限らず、衝突による粉塵や灰が地球の周りを覆いつくし、植物が光合成できなくなったことで恐竜たちが餓死したことも理由の一つではないかと思われます。

また、隕石の衝突によって硫酸が発生したのが海に流れ込み海の中が酸性となったとされており、そこに住んでいた生き物たちも当然生きられなかったのではないでしょうか。

理由その2:地磁気消滅

恐竜が絶滅した理由にはまだまだたくさんのことが考えられます。

それが、地磁気消滅です。

地磁気とは地球の磁気のことで、磁石は必ず南北同じ方向を指すのと同じく地球の周りには磁石と同じ磁気があるのですが、この磁気のことを地磁気と呼びます。

実はこの地磁気はある一定の時期になると反転することがあるとされており、その際には地球におけるすべての磁気がいったん消滅するとされているのです。

それが、恐竜時代に起こったことが絶滅の理由となったのではないかと考えられているのです。

地磁気が消滅するとどんなことが起こるのかと言うと、宇宙線や放射線、太陽風など恐竜やその他の生き物たちにとって有害となる物質がそのまま降り注ぐことになるため、その影響によって恐竜たちは絶滅したのではないかと言われています。

理由その3:寒冷化

恐竜が絶滅した理由の一つとして、寒冷化が関係していることも考えられます。

恐竜が最も活躍したジュラ紀や白亜紀は今よりも平均気温が10度も高く、温暖な気候で暮らしていました。

恐竜たちは暑さには強くても寒さには非常に弱かったのではないかと言われており、恐竜が絶滅し始める白亜紀後期の気温はその時期よりも7度も低くなっていたとされているのです。

恐竜は爬虫類のように変温動物ではないので外気温には左右されないとされていますが、それでも急激な温度変化は恐竜たちの生存を危機に追い込む重大な出来事だったのではないかと思われます。

そして、外気温に左右されることなく体温を維持できた種類だけがその後生き残り、進化を遂げていったのではないでしょうか。

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