恐竜が絶滅する要因となった隕石の大きさと重さは?

恐竜が絶滅したきっかけは巨大隕石の衝突による影響だとされています。

では、実際にその隕石の大きさや重さはどのくらいだったのでしょうか。

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恐竜絶滅の要因となった隕石の大きさと重さは?

恐竜が絶滅した大きな要因として隕石の衝突がありますが、実際のところその隕石の大きさや重さはどのくらいだったのかご存知でしょうか。

アメリカのユカタン半島にある巨大なチクシュブール・クレーターは、その隕石の大きさと衝撃を語る隕石跡だと言われています。

恐竜時代に恐竜の絶滅に拍車をかけた巨大隕石の大きさとしては直径10~15㎞とされており、重さはその大きさの3乗に比例しますのでどれだけ重かったのか推測できるのではないでしょうか。

10㎞と言うと、それほど大きくないのではと感じる人もいるかもしれませんが、ちなみに今の現代にどのくらいの隕石が衝突すると人類が滅びてしまうのかと言うと、たった1㎞ほどの隕石で滅亡する可能性があるとされています。

200mほどの隕石が太平洋に落下しただけでも、大津波が起こって海に囲まれた日本の都市部は津波に襲われて壊滅状態となると言われています。

巨大隕石の威力について

隕石の大きさや重さについては理解できたと思われますが、その巨大隕石の衝突の威力はどのようなものだったのでしょうか。

巨大隕石の衝突によるエネルギーの大きさは、重さに加えてその速さも関係していますので、想像を超える衝撃だったことが考えられます。

そのエネルギーは広島原爆の約10~30億倍とされており、衝突当時の付近の地震の規模がマグニチュード11以上、衝突によってできたクレーターは180㎞にも及んでいたとされています。

また、隕石の衝突によって起こった津波は300メートルを超え、当然恐竜を始めその当時地球上に生息していたあらゆる生き物に大きな被害を与えていたことは間違いないと言えるでしょう。

連鎖的に起こった大災害により地球上に生存する約75%の生き物たちは絶滅を免れることが出来ず、特に体の大きい恐竜たちにとってはなすすべものなかったのではないでしょうか。

隕石の衝突によってどうなったのか

大きさ10㎞、重さがその3乗に比例する巨大隕石の衝突によって、地球上ではどのようなことが起こったのか気になるところです。

隕石の衝突によって火薬100兆トンを超える爆発に相当する衝撃を受けることを余儀なくされた地球は、衝突時すべての一面が焼き払われその灰によって太陽光がさえぎられることになります。

太陽光がさえぎられるということは植物たちが光合成ができなくなり草食恐竜たちが食料の確保に困ったのではないかと思われます。

その他には、隕石の衝突によって地球内部のマグマが増大したことより火山活動が活発化し、大量の有毒ガスや溶岩が排出され恐竜たちだけでなく多くの生き物たちも命の危機に関わるダメージを受けたことが考えられます。

加えて、海には硫酸が流れ出したことで酸性となり、その酸性の海は数年にわたり続いたことによってそれまで順調だった食物連鎖も破壊していったとされています。

一説では恐竜の絶滅は隕石によるものではないと言われていますが、隕石の衝突が間違いなく恐竜たちに致命的なダメージを与えたことは確実だと言えるでしょう。

どんなに強く凶暴でその時代頂点に君臨した恐竜でも、自然の破壊力には太刀打ちできなかったのかもしれませんね。

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