恐竜は巨大隕石の衝突の影響により約6500万年前にすでに絶滅しています。
しかし、もしそのまま絶滅しなかったら、世界はどのようなことになっていたのでしょうか。
恐竜が絶滅した理由は?
現代の私たちにロマンを与えてくれる恐竜の存在は、約6500万年前にすでに絶滅していますがもし恐竜が絶滅しなかったらどんな世界になっていたのか考えたことはあるでしょうか。
そもそも、恐竜が絶滅した直接的な原因は隕石の衝突によるもので、その衝撃によりその当時地球上に存在していた約75%の生物が大量絶滅したとされています。
この地球上を我が物顔で君臨していた恐竜は皆さんがご存知の通り非常にビックサイズであることから、その影響も計り知れないものだったことが想像できるのではないでしょうか。
ただこの隕石の衝突説ですが、衝突のタイミングと場所があと30秒ずれていたら、もしかしたら恐竜は絶滅せずに生き残っていた可能性も十分に考えられるのです。
では、もし恐竜が絶滅しなかった場合には恐竜はどのような進化を遂げて、どんな世界になっていたのでしょうか。
今日の世界で恐竜が栄える可能性があった裏付けとは?
今でさえ、人間が我が物顔で君臨しているこの地球上は、かつては恐竜が支配していたのですが、1つ歯車が狂っていたとしたら今のようにパソコンやスマートフォンを使いこなし文明社会を築いていたのはほかならぬ恐竜だったのかもしれないのです。
トカゲや蛇、亀など爬虫類に代表される生き物を考えた時、「恐竜にそんな知性があるわけがない」と一笑する人もいるかもしれませんが、実はそれを裏付ける恐竜が存在したことをご存知でしょうか。
それは、中生代の白亜紀後期に存在していた恐竜、トロオドンの存在です。
トロオドンは中生代知性を武器に生き残っていた恐竜であり、体重が50㎏と小さいのに対しその脳の重量は今の猿人類と変わらない重量であったとされています。
一部で恐竜の子孫と言われている存在の鳥の中でも、カラスは非常に知能が発達していることを考えると、ほんの少しだけでも歴史の歯車がずれていたらこの世界は恐竜や鳥に支配された世界だったのではないでしょうか。
アニメーションや漫画、映画などの世界の様に人間が存在しないかあるいは生き物の頂点に立って文明社会を築いていない世界もあったのかもしれません。
人間はどうなっていたか?
恐竜時代にすでに人間の子孫となるべく哺乳類は誕生していましたが、恐竜が絶滅しなかったら人間はどのようになっていたのか気になるところです。
様々な説がありますが今のところ人間の祖先として有力視されているのがネズミサイズで虫などを食べていた胎盤哺乳類だとされています。
そこから細かく枝分かれをして今日の哺乳類が確立していくのですが、当然この哺乳類も隕石の衝突の影響を受けたはずなのに、サイズの問題や恒温動物である理由から極度の寒さや温度変化にも耐えうる体を持っていたために、恐竜の様に隕石の衝突によるダメージが少なく絶滅せずに生き残ることができ、そこから人間に進化する猿人類へと進化していったのではないかと思われます。
もし、トロオドンのような恐竜が絶滅しなかったら、動物園で折の中で過ごしたりペットとして飼われるようになるのは私たち人間だったのかもしれません。
それを考えると、進化の歴史と言うのは人間の考えだけでは計り知れないほど可能性に満ちたものと言えるのではないでしょうか。