今現在生息している地球上の生き物の中で、最大サイズの生き物はシロナガスクジラと言われています。
恐竜時代には、そのシロナガスクジラを超える最大サイズのものはいたのでしょうか。
世界最大、シロナガスクジラの大きさは?
今現在人間が確認している中で世界最大の生き物といえば、シロナガスクジラです。
シロナガスクジラを超える大きさの生き物は今現在生存していないとされていますが、そのシロナガスクジラの実際の大きさはどのくらいなのか気になるところです。
シロナガスクジラは鯨偶蹄目ナガスクジラ科、ナガスクジラ属に属するたった一種とされており、その全長は33メートル、その重さは180~190トンにも及ぶと言われており、オスよりもメスの方が大きくなる傾向にあるとされています。
ただ、30メートルを超える巨体を誇るのは稀であるとされており、だいたい最大でも28メートルくらいだとされているようです。
カナダのトロントにあるオンタリオ博物館では、生き物の中で世界最大の大きさと言われるシロナガスクジラの心臓を展示して話題を呼んだようですが、心臓だけでも180キロもあるとされており、それを見てもシロナガスクジラの大きさがいかに想像を超えるほど大きいものなのかを実感できるのではないでしょうか。
シロナガスクジラよりも大きい恐竜はいたのか?
今現在地球上において最大の大きさを誇るシロナガスクジラですが、恐竜時代にはそこまで大きな種類はいたのか気になるところです。
恐竜は、その体を巨大化させることで命を長らえることが出来たと言えますが最大の大きさのものとしてはどんな恐竜がいたのでしょうか。
シロナガスクジラよりも大きな体を持っていたとされている最大の恐竜としてはアルゼンチノサウルスがいます。
その大きさは45メートルにも及ぶと言われており、シロナガスクジラよりもはるかに大きいと言えるでしょう。
その他にも、アメリカに生息したと言われているスーパーサウルスも40メートルの巨体で、スペインに生息していたトゥリアサウルスは30メートルと言われており、シロナガスクジラと同じくらいの大きさだったのではないかと言われています。
このように、恐竜時代はシロナガスクジラを超える巨体を誇る恐竜もいたことが考えられます。
シロナガスクジラのおよそ2倍?幻の恐竜、アンフィコエリアスとは
今現在発見されている化石を元に研究され、その大きさを解明されている恐竜の中ではアルゼンチノサウルスが最大の大きさと言われています。
しかし、一昔前にはそのアルゼンチノサウルスの大きさもはるかに超える、シロナガスクジラの2倍の大きさを誇る恐竜の化石が発見されていたことをご存知でしょうか。
それは、全長60メートルにも及ぶとされていたアンフィコエリアスです。
アルゼンチノサウルスよりもはるかに大きく、もし本当ならまさに世界最大の発見と言われていたのですが、標本が失われただけでなくアンフィコエリアスに関する研究や論文にも矛盾点があったことから、幻の恐竜と言われるようになってしまったのです。
ちなみに、シロナガスクジラは人間よりも大きい脳を持っているとされており、シロナガスクジラに隠された潜在能力は実は人間以上という科学者もいるとされているとされています。
実はシロナガスクジラは世界最大の大きさを誇るだけでなく、人間以上に賢い生き物である可能性もあると言えるのではないでしょうか。