恐竜の絶滅後に夜行性から昼行性に移行した初めての哺乳類は?

今現在生息している動物の中にも、夜行性の動物と昼間に活動する動物がいるとされています。

実は、哺乳類が昼に活動するようになったのは恐竜の絶滅後だということをご存知でしょうか。

スポンサーリンク
dinosaur-learnレクタングル大

そもそも恐竜は夜行性?昼行性?

野生動物の中には、主に昼間活動している動物と夜になって初めて活動を始める動物がいます。

では、そもそも恐竜は夜行性だったのか昼間を中心に活動をしていたのか気になるところです。

よく、図鑑などの復元図では明るい時に活動しているように描かれていることが多いのですが、本当のところはどうだったのでしょうか。

実は、その通り恐竜は実は昼間に活動している種類が多かったとされています。

特に、ティラノサウルスや大型の草食恐竜は昼間に活動しているものが多かったようです。

逆に、比較的体が小型の恐竜ほど夜行性で活動する種類が多かったとされています。

ヴェロキラプトルは夜行性だった?

有名な恐竜映画で非常にメジャーになったヴェロキラプトルは、実は夜行性で夜目が良く利いたとされているのをご存知でしょうか。

発見された化石のいくつかを調べると、実際に夜の暗い場所でも十分に対応できる視覚を持った恐竜の種類もいるとされており、ヴェロキラプトルもその一種だと言われています。

哺乳類やワニ、蛇などには存在しないのですが、鳥類には目を支える骨である強膜輪というのがあるとされています。

強膜輪は、大きな眼球を支えるのに非常に重要であり、それ以外にも風圧や水圧、気圧等に耐えるためにも必要だとされているのですが、これは魚類などにもみられる骨だとされています。

その強膜輪の形態を比較することで夜間活動できたのかそれとも昼間を中心に活動していたのかどうかが分かるというのです。

昼間活動をしている恐竜よりも、夜行性で活動している恐竜の方がはるかに強膜輪は大きいとされています。

そのため、その強膜輪が大きいとされているヴェロキラプトルは、夜行性で活動していた可能性が高いという結論が導き出されたようです。

恐竜絶滅後に夜行性から昼行性に移行した哺乳類は?

今でさえ、昼間活動して夜は体力温存するのが普通だと考えられていますが、実は恐竜時代はそうではなかったとされています。

哺乳類の多くは、今でも夜行性で活動するものもいれば、昼間と半々で過ごすものなど多様性に富んでいますが、恐竜時代の哺乳類は夜行性の動物が多かったとされています。

その理由としては、恐竜たちと同じ時代を過ごしていたことが原因として考えられます。

昼間、捕食するために活動していた恐竜の目につかないように哺乳類たちは見つからないところに影を潜め、恐竜が夜になって寝静まった頃にようやく自分たちの食料を確保するために活動していたとされています。

そのため、食物連鎖のトップに君臨していた恐竜たちが絶滅した後、哺乳類たちは昼間でも自由に活動できるようになったために夜行性の生活をやめるようになるのです。

そして、恐竜の絶滅後に初めて夜行性から昼行性に移行した最初の哺乳類は、私たち霊長類だとされています。

最近では昼と夜が真逆の生活をしている人も少なくないですが、何百万年と続けてきた習慣であるからこそ、人間は夜に寝るという習慣が身についているのではないでしょうか。

スポンサーリンク
dinosaur-learnレクタングル大

dinosaur-learnレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする