恐るべき頭脳プレー?恐竜の中で群れを成して狩りをしていた種類は?

肉食恐竜といえば、一匹狼で狩りをしていたと思っている人も多いのではないでしょうか。

では、恐竜の中で群れを成して狩りをしていた代表的な種類はどんな種類の恐竜なのでしょうか。

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群れで狩りをしていた恐竜の種類とは?

恐竜と言うと、単独で狩りをしているイメージを持っている人も多いことかと思われますが、実は群れで狩りをしている恐竜も少なくなかったとされています。

たとえば、今の肉食動物の中でも、チーターなどは群れを作ることなく単独で狩りをしますが、ライオンは群れを作って協力しながら狩りをするイメージがあるかと思われます。

それならば、恐竜たちの中で群れを成して狩りをする恐竜もいたのではないかと考えられますが、どんな種類の恐竜が群れで狩りをしていたのでしょうか。

名前を「恐ろしい爪」という意味で名づけられた、白亜紀前期に生息していたドロマエオサウルス類のディノニクスは、群れで狩りをしていた小型の肉食恐竜で性格は意外に凶暴なようです。

体格の割に脳が発達しており、体長は3~3.5メートルと恐竜の中では小型なのですが、見た目に騙されて近寄ったら痛い目を見る可能性もあると言えます。

有名な恐竜映画に登場するヴェロキラプトルも同じく、群れで狩りを行っており比較的大きいサイズの恐竜や生き物を集団で襲って捕食していたとされています。

大きい恐竜も群れで狩りをしていた?

前述したディノニクスやヴェロキラプトルは比較的小型の肉食恐竜ですので、体格差をカバーするために群れで狩りをしているのは何となくわかる気がします。

しかし、群れで狩りをしていたのは小型の恐竜だけとは限らないことをご存知でしょうか。

白亜紀前期に生息していたユタラプトルは、体長が6.5~7メートルもあるとされている中型の恐竜とされていますが、獣脚類の中でもかなり手が発達しており、その分脳も大きかったことから群れで獲物を追い込んで襲うのも上手なのではなかったかと推測できます。

また、長い指の先には大きな鉤爪がついており、体の構造からみて手首を回転されることもできるなど、様々な点で狩りをするのに有利な体型だったようです。

意外!ティラノサウルスの本当の真実とは

ティラノサウルスは大型の肉食恐竜ですので、単独で狩りをしていたのではないかと思われている人も多いのではないでしょうか。

実は、最近の研究によりティラノサウルスも群れで狩りを行っていた可能性があることが分かったとされています。

カナダにある白亜紀の地層から、ティラノサウルス類が群れで行動していたような足跡の化石が見つかったとされており、ティラノサウルスも単独ではなく群れで狩りをしていたのではないかとして研究が進められています。

ティラノサウルスと同じく凶暴な肉食恐竜であるアロサウルスも、優れた身体能力に加えて脳が発達していたことから、群れで連携を取りつつ獲物を逃げられない場所まで追い込んで捕食していたのではないかと考えられています。

単独で独り勝ちしていたと思われていたティラノサウルスも、実は群れで行動し狩りをしていたのかと考えると以前に比べて身近な存在に感じられるようにならないでしょうか。

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