剣竜の恐竜、ステゴサウルスの背中の板は何のためにある?

ステゴサウルスはジュラ紀後期のアメリカに生息していた剣竜であり、恐竜の中でもポピュラーな恐竜と言えます。

そんなステゴサウルスの背中に生えている板には、どんな意味があるのか何のためにあるのかご存知でしょうか。

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脊椎動物史上初めて?

恐竜の中でも最もポピュラーな恐竜と言えば、ティラノサウルスの次にステゴサウルスを思い出す人も多いのではないでしょうか。

草食恐竜でおとなしい性格だったとされていますが、あの特徴的なフォルムは一度見たら忘れることができず、ステゴサウルスが一番好きな恐竜と言う人も少なくないのではないかと思われます。

実は、ステゴサウルスが持つあの背中の板は、恐竜が誕生する以前からこれまでの今現在に至るまで、あのような背中の板を持つ恐竜はステゴサウルス以外には居なかったといわれるほど、ステゴサウルスだけが持つ特徴的な背板とされています。

では、実際にあの背中の板にはどのような意味があり、どんな役割をしていたのでしょうか。

あの背中の板はどんな意味があった?

これまで生息してきた生き物の中でも、ステゴサウルスしか持っていないあの背中の板にはどんな意味があるのか気になるところです。

まず考えられるのは、放熱の役割があったのではないかということです。

実はあの背中の板には血管が通っており、体の体温が上がり過ぎるのを防ぐ効果があったのではないかと考えられているのです。

ただ、そういう説もあるというだけで本当にそうだったのかどうかは非常に怪しいとされています。

その他に考えられることとしては、異性を引き寄せるための飾りとして役立っていたのではないかとも考えられています。

ステゴサウルスの背中の板を割ってみると、恐竜の骨と同じく年輪のようなものがあり、性的に成熟する時期と同じくして背中の板も成長して大きくなっていることから、異性のアピールの道具として使われた可能性が高いとされています。

防御の役割はなかったのか

ステゴサウルスというと、肉食恐竜などに襲われた時にあの背中の板を防御の役割として使っていたのではないかと考える人も多いと思われます。

しかし、防御の道具としての役割は全くなかったとされている説があるのです。

その理由としては、やはり背中の板の断面を見ることで分かるとされているのですが、背中の板には血管が通っていても中身がスカスカで決して防御の道具としては成り立たないほど脆いものだとされているからです。

背中の板はステゴサウルスが自分自身で動かせるようなものではなかったため、まず防御の道具ではなかったと考えられています。

私たちから見れば、ステゴサウルスに背中の板があることが当たり前のことですが、実際にはどんな役割をしていたかというのはまだまだ謎が多いことだとされているようです。

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