恐竜の子孫は多くの可能性を考えても鳥類とされているのはもはや常識となってきています。
恐竜とワニは非常によく似ていますが、違いはどこにあるのでしょうか。
こんなに似ているのに?恐竜とワニの違いとは?
およそ6500万年前に絶滅したとされている恐竜は、一部が生き残って鳥類となったという学説は既に当たり前のこととして考えられてきています。
スズメやハトなどを見ても、なぜこの生き物が恐竜の子孫なのかわからないと言えますが、確かにダチョウやヒクイドリなどを見ると恐竜の子孫が鳥類だということを何となく想像できるのではないかと思われます。
ただ、恐竜によく似ている爬虫類としてワニがいますが、このワニと恐竜との違いはどこにあるのでしょうか。
これだけ姿かたちが似ているのに別の進化を遂げた生き物だというのは不思議なことですが、実際に恐竜とワニとの違いはどこにあるのかについて解説していきます。
足のつき方と歩き方
ワニは種類によっては最大10メートルにもなる巨大なものもいるとされていますが、恐竜との違いとして考えられることは実は見た目からすぐにわかると言えます。
恐竜とワニの違いとして考えられるのは足のつき方です。
恐竜の場合、二足歩行や四足歩行をする種類もいるとされていますが足はまっすぐに後方に伸びているのですが、それに対しワニの場合はお腹のすぐ横から足が出ており、基本的には腹ばいになって足を曲げた状態で移動することが多いようです。
移動に関しても、水中であればワニは最強を誇ることが出来ると言えますが、地上で移動するのはあまり得意ではないとされています。
恐竜の場合は、走るのが苦手な種類もいたかもしれませんが、ダチョウなどのように走って捕食者を捕らえることも日常茶飯事だったことを考えると、その点も恐竜と違いがあると言えるでしょう。
つまり、まず骨格の段階で全く違う構造を持っているのが恐竜とワニの大きな違いと言えるのではないでしょうか。
体温維持できるかできないか
その他の違いとして考えられるのは、外気温に左右されるかどうかというのも恐竜とワニにおける違いの一つとして考えられます。
基本的にはワニなどに代表される爬虫類の場合、変温動物であるため、外気温が低い場合には活動が鈍くなる傾向にあります。
一方恐竜ですが、一時期は爬虫類と同じように変温動物ではないかと考えられていました実は子孫が鳥類であるからも分かるように変温動物ではなかったではないという説が有力となってきています。
だからといって、完全に哺乳類や鳥類のように自分たちの体温を維持できる恒温動物であるかという判断はまだ難しく、実際のところ恐竜がどのように体温を維持していたのかというのは難しいところなのですが、ワニのような変温動物ではなかったことは確実と言えます。
これだけの違いがあることから、やはり恐竜とワニは祖先と子孫の関係ではなく違いがあることが分かると言えるでしょう。