恐竜の中でも凶暴な最強の捕食者といえばティラノサウルスを思い出す人が多いことでしょう。
しかし、ティラノサウルス以外にも最強の捕食者がいたことをご存知でしょうか。
その1:その名も捕食者、海の最強プリオサウルス・フンケイ
陸・海・空とすべての地域を我が物顔で君臨していた恐竜たち、そして海の中の大型爬虫類は、その当時確実に生き物の頂点に立っていたのは間違いないと言えます。
最強の捕食者といえば誰もがティラノサウルスを思い浮かべると思われますが、実はティラノサウルス以外にも最強の捕食者はいたとされているのです。
陸はもちろんですが、それは海の中においても例外ではなく、最強の捕食者がいたとされています。
海の中における最強の捕食者としては、プリオサウルス・フンケイがそれに当たるとされていたようです。
ジュラ紀後期の温暖な海洋に生息しており、プリオサウルス類の近縁種だとされているプリオサウルス・フンケイは頭骨の大きさだけでもティラノサウルスを超える3メートルもあったとされています。
その当時の海はプリオサウルス・フンケイに限らずその他にも大型の海洋爬虫類が生息しており食料にも困ることがない豊かな海であったことが考えられます。
そこで捕食者として頂点に君臨していたプリオサウルス・フンケイはまさに海の中の最強の捕食者であったのではないでしょうか。
その2:ジュラ紀最強?アロサウルス
アロサウルスはジュラ紀を代表する大型の肉食恐竜とされており、ティラノサウルスと比べると比較的小さな頭骨だったとされていますが、その代わりに鋭い鉤爪と強靭な後ろ足を持っており高速で獲物に近づいて捕食していたことが考えられます。
実は意外に脳が発達しており、仲間たちと連携して捕食者を追い詰めて襲うなど奇襲攻撃を得意としていたようです。
その時代ごとに最強の捕食者がいるものですが、ティラノサウルスが白亜紀に生息していた最強の捕食者なら、アロサウルスも陸においてはジュラ紀最強の捕食者であったことは間違いないのではないでしょうか。
その3:共食いの捕食者?マジュンガサウルス
可愛い動物たちがマダガスカルを舞台に繰り広げる映画に、聞いたことのない恐竜が出てくるのですが、実はあの恐竜は実際にマダガスカルに生息していた恐竜であるマジュンガサウルスであったとされています。
白亜紀後期のマダガスカルに生息していたマジュンガサウルスは、同類を共食いする共食い恐竜としても有名な捕食者だったとされています。
マダガスカルにおいては最強の捕食者であったはずのマジュンガサウルスが、なぜ共食いをしていたのかわかった理由としては、発見された化石から同種に噛まれたであろう傷がある化石が多く見つかったことから、明らかに共食いをしていたのではないかと考えられたようです。
マダガスカルは日本の本州ほどの面積があるのですが実は大陸のみでは非常に土地が少なかったことから、その分食料があまり取れなかったことが考えられます。
食料を確保するためには、同種以外の恐竜や生き物はもちろん、同種さえも捕食しなければ生きていけなかったのかもしれません。